克服に必要な3つの要素

会食恐怖症の克服⽅法としては「実際の会食に⾏って慣れる」が考えられるでしょう。もちろん会食の練習は必要ですが、実はこれだけでは十分ではありません。

会食恐怖症を引き起こす一番の原因はその人が抱えている食事に対する不安ですが、他の要因が不安を大きくしている場合もあるからです。他の要因としてもともとの考え⽅や⽣活習慣が挙げられます。例えばもともと⾃⼰評価が低い人が会食の練習に⾏く場合を考えてみましょう。会食の練習に⾏っても⾃分の望むような結果が得られるとは限りません。すると⾃⼰評価が低い人は「やっぱり⾃分には無理だ」という判断を下してしまい、次の会食練習に臨むことは難しくなってしまうでしょう。この場合まず食事に対する不安より先に⾃⼰評価の低い⾃分から変えていく必要があります。また日々の⽣活が充実していない人の場合、会食恐怖症について悩み不安になる時間が多くなります。すると会食の練習に対する不安が大きくなってしまいます。この場合まず⽣活習慣を改善し、日々の充実感を増やして会食恐怖症について悩む時間を減らしていく必要があります。

このように日々の考え⽅、⽣活の仕⽅が会食に対する不安に大きく影響しているのです。普段から⾃⼰否定的な考え⽅で、不規則で充実感の低い⽣活をしている人は、会食恐怖症について悩みすぎることが多くなり、不安を大きくしてしまいます。逆に前向きな考えを持ち、毎日を充実させている人は次第に会食恐怖症である⾃分を受け入れることができるようになります。この「⾃分は会食恐怖症だけど、他に良いところがたくさんあって、毎日充実している」というマインドが克服に向けての基礎となります。この基礎がしっかり出来ている上に、正しい会食の練習を⾏うと克服に早く近づきます。