脱フュージョン~ネガティブ思考を受け流す1

こんにちわ。カウンセラーのかずおかずです。さて前回記事でネガティブ思考について紹介しました。おさらいするとネガティブ思考とは・・・

ネガティブ思考は人間が生存するために重要なもので、それ自体が悪いわけでは無い。しかしネガティブ思考が絶対に正しいと信じ続けたり、ネガティブ思考を必要以上に大きくしてしまうと前向きな行動がとれなくなったり、会食恐怖症が悪化したりする。

という事でした。そこで「脱フュージョン」が役に立ちます。

脱フュージョンとは?
「脱フュージョン」とはネガティブ思考に捉われ続けないようにするための技術です。とはいってもよくある「ポジティブシンキング」みたいに、ネガティブなことは考えないようにして、前向きなことだけ考えていきましょう!みたいな方法とは異なります。脱フュージョンではネガティブ思考を否定しません。ネガティブ思考の存在を許すが、それを真剣に受け取らないようにするのです。これはネガティブ思考を消し去ることはできないという原則に基づいた技術です。ネガティブ思考と止めることはできないが、それに対していちいち真剣に取り合わずに、受け流していくことでネガティブ思考に捉われ続けることを防ぐことができます。

実践!脱フュージョン
それでは実践です。脱フュージョンを実践するのはズバリ「ネガティブ思考が頭に浮かんだ時」です。ネガティブ思考は一日に何度の起こりますので、脱フュージョンを練習する機会はたくさんあり、やればやるほど上達するものです。脱フュージョンにはいくつかバリエーションがあります。順に紹介していきますが、全部が効果的というわけではありません。どの方法が自分に合うかいろいろ試してみて下さいね!

脱フュージョン1 「私は○○と考えている」と考えてみる
最初の脱フュージョン方法は、ネガティブ思考が浮かんだ時に客観的視点に立ってみる方法です。例えば「自分はなんてダメな奴なんだ!」と浮かんで来たら即座に「自分は「自分はなんてダメな奴なんだ!」と考えている」と頭の中で言い換えてみましょう。こうすることでネガティブ思考が自分にとって絶対信じるべき真実から、ただ頭に浮かんだストーリーに変わります。

ネガティブ思考は事実ではなくただのストーリー、頭の中だけの想像です。つまり「正しいかどうかはわからないが、自分が正しいと思っていること」に過ぎません。ネガティブ思考の大半は実際には起こりませんし、また起こったとしても自分の想像以上に悪い事であるケースはほぼありません。脱フュージョンをすることでネガティブ思考を事実ではなく、ただのストーリーであると再認識するのです。そうすることでネガティブ思考が絶対に正しいと信じ続けたり、ネガティブ思考を必要以上に大きくすることを防げます。

脱フュージョンを行えば即座にネガティブ思考が消えて、良い気分になるというわけでもありません。脱フュージョンはネガティブ思考を止める技術ではなく、ネガティブ思考の存在を許すが、それを真剣に受け取らないようにするための技術なのです。ネガティブ思考はしつこく頭に留まるので、一度脱フュージョンしてもすぐに戻ってくることがあります。そんな時もネガティブ思考が去るまで辛抱強く脱フュージョンを続けましょう。脱フュージョンは繰り返すほどに上達します。

会食恐怖症の人の場合
それでは会食恐怖症の人の場合にこの脱フュージョンを当てはめてみましょう。会食前に「もし全然たべられなかったら・・・」というネガティブ思考が浮かぶことがあるでしょう。そんな時は「私は今食べられない事を心配している」とか「食べられないという考えを持っている」という考えに変えてみましょう。食べられないことが絶対に決まった事実ではなく、ただ自分がそういうストーリーを思い描いているのだという認識をしましょう。

さて今回の記事では脱フュージョンについて簡単に紹介しました。今回紹介した方法は最も基本的なものですが、実は脱フュージョンには様々バリエーションがあり、もっとユニークなやり方もあります。次回以降の記事でおいおい紹介していきたいと思います。皆さんもネガティブ思考が浮かんだ時は、「今自分は○○と考えている。これは事実ではなく単なるストーリーに過ぎない」と認識してみて下さいね!それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です