嘔吐恐怖症

こんにちわ。カウンセラーのかずおかずです。残暑厳しいこの季節、水分補給しっかりして乗り切りましょうね。さて本日のテーマは嘔吐恐怖症です。嘔吐恐怖症は会食恐怖症よりも認知度が低い病気だと思います。自分が会食恐怖症だという自覚があっても、実は嘔吐恐怖症であることに気が付いていないパターンがあります。

嘔吐恐怖症とは?
嘔吐恐怖症とは呼んで字のごとく、嘔吐に対する恐怖で日常生活に支障が出る病気です。会食恐怖症の症状の一つとして「吐いたらどうしようという気持ちがあって食べられない・・・」というのがあります。この様々ある会食恐怖症の症状の中でも、特に吐き気や嘔吐に対する恐怖が強い場合、嘔吐恐怖症であると言えます。会食の場だけこの嘔吐恐怖が出る場合もありますが、その他の日常の場面でも「吐いたらどうしよう・・・」という気持ちが起こり、電車に乗りづらくなったり、普段の食事がとり辛くなったり、会食以外の場面でも支障をきたすことがあります。軽度なものから重度なものまで差はありますが、会食恐怖症で相談に来られる方の3割4割くらいはこの嘔吐恐怖症です。会食恐怖症といってもその多くは実は嘔吐恐怖症であり、その症状の一つとして会食恐怖が出ているみたいです。

嘔吐恐怖症の方は自分が吐くことに対する恐怖を抱えていますが、他人が吐いている姿や吐しゃ物を見ることが怖くてたまらないと、他人の嘔吐に対する恐怖を抱えている場合もあります。

実は多い嘔吐恐怖症
これほどまでに嘔吐恐怖症の方が多いことはカウンセリング活動を開始してから気づきました。他のカウンセラーの場合3割4割くらいですが、自分は嘔吐恐怖症の看板を出してカウンセラーをしている為か8割くらいが嘔吐恐怖症の方です。嘔吐恐怖症の場合症状を他人に説明するのが難しく、また病気としての認知度も低いために「こんな症状に悩んでいるの自分だけ・・・」と孤立しやすくなります。すると一人で悩む時間が増えてさらに症状が悪化してしまいます。

症状を悪化させる回避行動
嘔吐恐怖が強くなってくると、嘔吐恐怖を避けるために「回避行動」と呼ばれる生活の幅を狭める行動をとってしまいます。例えば「食べた直後は出かけない」「万一のために常に袋をポケットにしのばせる」「人との会食を避ける」「吐いている人を避けるため夜の街にはいかない」等です。こうした行為で「吐いたらどうしよう」と不安になる場面は減らせますが、日常生活に支障をきたしますし、回避行動がとれなかった場合に嘔吐恐怖をより強めてしまうことになります。嘔吐恐怖症の知見が無いうちはこの回避行動を知らず知らずのうちにとってしまい、悪化させてしまうケースがあります。克服のためにはひとつひとつ回避行動を手放していくことが必要になります。


嘔吐恐怖症の克服
嘔吐恐怖症の克服も会食恐怖症の克服と同様に、自分の苦手な場面に敢えて挑戦するというのが克服のキホンになります。例えば「食べた直後は怖くて出かけられない」という症状を抱えている方の場合、食べた直後に「家から一歩出てみる」→「近くの公園まで行ってみる」→「電車に一駅だけ乗ってみる」というようなスモールステップで練習します。これまで「食べた直後は出かけない」という回避行動を敢えて手放すのです。「吐くのが怖くて会食できない」という症状を抱えている方の場合、「少し食べても吐きはしないことを確認する」「気持ち悪くなっても落ち着ける練習をする」(気持ち悪さを緩和するテクニックについてはまた別記事にする予定です)というようなスモールステップで練習します。このように必ずしも気持ち悪くなるわけでないことを確認したり、気持ち悪くなってもそこから落ち着ける練習に取り組むことで徐々に克服に近づいていきます。

終わりに
嘔吐恐怖症はまだまだ認知度が低く、一人で悩まれている方も多いと思います。ですが会食恐怖症と同様の方法で克服が可能です!日本会食恐怖症克服支援協会のカウンセラーは嘔吐恐怖症への知見もあります。嘔吐恐怖症かもしれない・・・と感じたらまずカウンセラーに相談してみましょう。既に多くの方が相談に来て、克服に向けて一歩踏み出されています。

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