「人との食事が苦手!」を打ち明ける方法

 人との食事が苦手な人はたくさんいます。緊張していつも通りに食べることが出来なくなり、その症状の出方も様々です。程度の差はあれど、こういった症状は「会食恐怖症」と呼ばれることもあります。

 今日はこの「人との食事が苦手!」を他人に打ち明ける方法について紹介したいと思います。皆様は誰かに自分の症状を打ち明けたいと思ったことはありますでしょうか?会食の機会が1度2度しかない人に対しては、うまくやりすごして、打ち明けることはないかもしれません。

 しかし親しい友人や家族など、一緒に食べる機会が何度もある場合は、打ち明けた方が安心できます。そうやって自分の症状を理解してくれる人が増えるほどに会食は楽になります。

 会食恐怖症にせよ、そうでないにせよ、この人との食事が苦手というのは他人が関係してきます。他人にどう思われるか?という不安に起因して食事が苦手になるからです。ですが適切に自分の症状を伝えて、他人の理解が得られる力を身に着ければ、あまり問題にはなりません。 本記事では人との食事が苦手ということを適切に伝える方法を解説していきます。

「人との食事が苦手!」をどう打ち明けるのか?

 人との食事が苦手!というのを伝えるには、正直に今の自分の状態を話すのが一番ですが、打ち明け方にもポイントがあります。 以下の点を押さえるか、押さえないかでは相手の反応は全く変わってくる可能性もあります。

  • 自分が打ち明けたい時に打ち明ける
  • 相手に理解を求めすぎない
  • 「会食恐怖症」という難しい言葉を使わない
  • 克服に向けて努力していることを伝える

 それでは一つ一つ解説していきますね。

自分が打ち明けたい時に打ち明ける

 よく相談者の方々から「打ち明けた方が良いのでしょうか」という質問を受けます。親しい人であっても、あまり食べないことを理解してくれている場合にはわざわざ「ゴメンナサイ、人との食事が苦手なんです」と打ち明けなくても問題ない場合もあります。打ち明けるベストなタイミングはやはり「自分が打ち明けたいと思った時」です。

 例えば親しい友人と何度も食事にはいくものの、毎回食べないことを指摘されてしまい、「毎回気を遣わせちゃうのも悪いな~知っておいてほしいな~」という気持ちが出てきた時は、打ち明け時と言えるでしょう。逆に同じ状況でも知られたくない気持ちがあるなら、無理に打ち明ける必要はありません。自分の素直な気持ちに従いましょう。

相手に理解を求めすぎない

 まず打ち明ける時の大前提として「過度な理解を求めない」というのがあります。他人との食事が苦手であることを打ち明けて、相手がちゃんと理解してくれるとは限りません。中には「そんなことあるわけない!気の持ちようだ!」と全く理解を示してくれない方もいるかもしれません。

 理解するかしないかは完全に相手の課題であり、こちらがいくら努力してもコントロールが及ばない所です。理解してくれるはずと過度に期待しすぎない方が良いのです。(でもほとんどの人は、そんな態度はとらないでしょう。)

 打ち明ける時は「自分がちゃんと打ち明けられたか」という所に焦点を置きましょう。ちゃんと打ち明けられたら、自分ができることは全てやったのです。相手がどう受け止めたとしても、ちゃんと打ち明けた自分を認めてあげましょう。自分が打ち明けた方が良いと思って、行動した結果ですからね。

「会食恐怖症」という難しい言葉を使わない

 「人との食事が苦手」「緊張しすぎてしまう」「気持ち悪くなってしまう」こうした症状は「会食恐怖症」という社交不安症に分類されることもあります。打ち明ける際には、「自分は会食恐怖症なんだ」とズバリ言いたくなりますが、そもそも相手は「会食恐怖症」という言葉を知りません。

 またそういう専門用語を使うと、「何それ?何か深刻な病気なの??」と必要以上にシリアスに受け止められてしまう可能性もあります。病院でそのような診断のあるなしに関わらず、最初はそういう言葉を使わずに「人とだと緊張して食べられなくなっちゃうんだよね~」と緩い表現で伝えるようにしましょう。

 緩い表現だと印象にも残りにくいので、一度では伝わりきらないこともあります。一度に全部を伝えようとするのではなく、緩い表現で何回か繰り返し伝えることがベストな打ち明け方だと思います。すると相手も良い感じに察してくれますから。

克服に向けて努力していることを伝える

 これが一番重要なポイントになります。頑張っている人に対して否定的になる人はあまりいません。「食べられないんだよね~でも治したいからご飯に行くようにしているの。また誘ってくれるとうれしい」というような一言があれば、より良い印象を持たれるでしょう。これで理解が深まれば相手も克服に向けて協力的になってくれるかもしれません。

 本記事の内容をまとめます。

  • 自分が打ち明けたい時に打ち明ける
  • 相手に理解を求めすぎない
  • 「会食恐怖症」という難しい言葉を使わない
  • 克服に向けて努力していることを伝える

 皆様も克服の過程で症状を打ち明ける場面が何度かあることでしょう。そんな時は今日紹介したポイントを思い出してみて下さい。一度にうまく伝える必要はありません、緩い表現でさりげなく、何度も、そして克服したい意思があることも含めて伝えてみましょう。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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