会食恐怖症・嘔吐恐怖症 克服過程には調子の波がある

 こんにちわ。カウンセラーのかずおかずです。

 今回は会食恐怖症・嘔吐恐怖症が良くなっていく過程についてお伝えします。どんな病気でもそうですが、薬を飲んだり、ある行動を行うだけで右肩上がりに完治にむかう!という事はなかなかありません。会食恐怖症・嘔吐恐怖症も同じで、その克服過程には大きな調子の波があります。ここをしっかり意識して、自分の調子に一喜一憂しないよう進んでいきましょう。

調子は日々の心理状態で大きく変わる

 最初に「気分一致効果」という心理現象についてお伝えします。これは「気分が良い時は全てうまくいっているように感じるが、気分が悪い時にはすべてがうまくいかないように感じる現象」の事を言います。実は私達は嬉しい事があったら素直に喜んで、嫌なことがあったら素直に腹を立てる、常に出来事と感情がリンクしている・・・訳では無いのですね。

 これは皆様もご経験あるかと思います。誰かとケンカしたり、嫌なことを言われて腹が立っている時は、いつも以上に些細な事にイライラしたりしませんか?逆に何か良い事があった後には、些細な事はあまり気にならず、人に対してより優しくできませんか?このように私達は現在の気分によって、物事の良しあしを判断しているのです。必ずしも良い事が起きたら良い気分になる訳ではなく、悪い事が起きたら悪い気分になる訳でもありません。出来事が起きる前の心理状態が出来事の良しあしを決めているのです。

 これは会食恐怖症・嘔吐恐怖症にも同じ事が言えます。何か良い事があった後にはあまり症状が出なかったという経験はありませんか?逆に嫌な事があった後には症状が強く出てしまった経験はありませんか?克服の進み具合は同じでも、その時の心理状況によって症状の出方は全然変わってきます。また嫌な事があるとただ気分が良くないというだけでは無く、胃がキリキリしたりムカムカする事がありますよね?会食恐怖症・嘔吐恐怖症に関係なく心理状態と言うのは私達の体調にも影響を与えるのです。

 こうした理由から会食恐怖症・嘔吐恐怖症の克服には「毎日を充実して過ごす」がとても重要になるわけです。改善のための行動をしても、そもそも日常がストレスだらけだと、気分もずっとよくない状態なので、「自分は克服に向けて頑張っている、成長している」という正しい評価も出来なくなってしまうのですね。

 とはいえ、ずっと充実して気分よく過ごすのは難しいでしょう。人生には回避できない困難がつきものですからね。嫌なことがあって、会食恐怖症・嘔吐恐怖症がそれの影響を受けて悪化したように感じることもあるでしょう。だからこそ克服の過程では調子の波がある事を覚えておきたいのですね。ちょっとした心理状態の変化で、今の自分の捉え方というのは変わってしまうのです。これを覚えておけば、「恐怖症が悪くなったように感じているのは、そもそも今の気分が良くないから。気分が良くなれば見方も変わる。」と冷静でいられるのですね。 

克服とは調子の良い時期を延ばすこと

 ちょっとした気分の変化でも会食恐怖症・嘔吐恐怖症に影響するので常に調子が良い状態というのは難しいでしょう。では克服とはどういう状態を意味するのでしょう?

 克服とは「良い状態が長続きすること」なのですね。会食恐怖症・嘔吐恐怖症の克服過程では大きな調子の波があります。つまり「調子が良い時期」と「調子が悪い時期」が交互に繰り返されて克服されていきます。調子が良い時期には、もう悪い時期に戻りたくないと思いますがそれはなかなか難しい。ですが克服にむけて頑張っているうちに、この「調子が良い時期」が長続きするようになって、「調子が悪い時期」が相対的に減ってくるのです。

 こうして気づいたら、「あれ?最近ずっと調子が良いな」という状態になっていくのです。ですから調子が悪くても、それ自体が悪い事ではありません調子が悪い時期を完全になくすのではなく、調子が良い時期を延ばせるように頑張れば良いのですね。このイメージを持っておくと「調子を落とす事もそんなに悪い事では無い」という正しい評価が出来ますよね。

 今回は会食恐怖症・嘔吐恐怖症の克服過程には大きな調子の波があることをお伝えしました。「気分一致効果」という言葉は初めてでも、皆様もこの経験があるかと思います。この心理現象を知っているだけでも、物事をその時の感情だけで偏って判断することが減りますよ!自分の調子に一喜一憂せずに進んでいきたいですね。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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