他人との食事が嫌い!これっておかしいの?

 皆様は他人との食事は好きでしょうか?嫌いでしょうか?一般的には好きな方が多いかもしれませんが、もちろん嫌いな方もいるでしょう。私もかつては他人との食事が嫌いでした。人の視線が気になって、「食べ方を変に思われないかな」とか「残したらどうしようかな」というプレッシャーでうまく食べる事が出来なかったからです。

 同じような理由で他人との食事が嫌い!と思われている方もいると思います。本記事では他人との食事が嫌いなのはおかしなことなの?その原因は?治し方はあるの?こういった疑問にお答えしていきます。

他人との食事が嫌いなのはよくあること

 他人との食事が嫌いな自分は何かおかしいのかな?と思われている方もいると思います。ですが他人との食事が嫌いになってしまうのはよくあることと言えます。

 私自身はものごころついた時には既に他人との食事には苦手意識がありました。そして友人の中にも同じような経験をしている人もいました。「他人に見られていると、早く食べなきゃって焦っちゃうんだよね~」と本人は語っていました。こうした方が意外に多いということを裏付ける事実が以下になります。

  • 調査でも「他人との食事に苦手意識を感じた人の割合」は約半数にのぼる。
  • 嫌いになってしまう原因がある。

 これらを解説していきますね!

他人との食事に苦手意識がある人は多い

 他人と食事をするのに苦手意識がある人の割合はどれくらいか?に関する調査が実際に行われています。

 (株)日本教育資料が2020年12月、全国の男女1000人に対してインターネット上で行った調査によると「他人と食事をするのに苦手意識はありますか?」という問いに対して「かなり苦手意識がある」と答えた割合は約12%、「やや苦手意識がある」と答えた割合は約35% という結果が出ています。(https://kyushoku.kyo-shi.co.jp/nigatenako)

 このように意外にも苦手意識を抱えている方は多いのです。それでもその多さを実感することは、なかなかありません。というのも苦手意識を抱えていても「私は人と食事するのが嫌いですっ!」って公言することは無いですよね。こういうことを言えば「私と食事するのは楽しくないのかな?」と相手に気を遣わせてしまうことにもなりますからね。

どうして嫌いになってしまうのか?

 ではどうして他人との食事が嫌いになってしまうのでしょうか?それは決して当事者がおかしいから!という話ではありません。嫌いになってしまうのは脳が自分を守ろうとしているからなのです。

 少し人間の脳の性質の話をします。人間の脳は嫌なこと・危険なことから身を守ろうとするために、それを一生懸命記憶しようとします。(辛い経験ほど、なかなか忘れられませんよね) そして次に嫌なこと・危険なことが起きるとすぐに「逃げろ!」という信号を体に送って、様々なストレス反応を起こします。

 他人との食事で嫌な経験をすると同じことが起きます。例えば最もよくあるケースが「学校給食での完食指導」です。給食を残さず食べられるまで居残りさせられ、叱責されたり、無理やり詰め込まれたりといった処罰を課せられます。このような経験は本人にとって非常に辛い経験となります。

 幼少期にこのような経験があると、大人になっても他人との食事に苦手意識が残ります。食事の度に幼少期の記憶が思い起こされ、「残したらまた怒られる」「食べないとみんなに嫌われる」といった思いがストレス反応を引き起こして、余計に食べたくない状態になってしまうのです。決して当事者のわがまま、といった問題ではありません。人間の脳の防衛機能が正常に働いた結果なのです。

自分のペースで食事を楽しむのが一番

 一般的に「他人との食事は誰にとっても楽しいもの」という概念があるかもしれませんが、実はそうではない方も多いのです。こうした苦手意識のある方は、無理に他人との食事を好きになろうとするよりも、「自分のペースで楽しめる部分を楽しむ」という意識の方がうまくいきます。

 他人の反応を気にして、「食べ方を変に思われないかな」とか「残したらどうしようかな」 といった思いはストレス反応を強めて余計に食べられない状態になってしまいます。「他人との食事が嫌い!」というのも良い悪いは別にして、本人の経験から自然に生まれてきた「個性」ですから、それを強く否定するよりも、上手に付き合っていく方がストレスは少ないです。

 もし食べたくないのなら、好きなものだけ少しだけ食べても良いし、代わりに会話を楽しんでも良いのです。そうやって少しずつ自分の中で楽しめる要素を見つけていきましょう。そこに「○○でなければならない」という縛りは不要です。

それでも気になる場合は

 それでも気になる症状がある!という方もいらっしゃると思います。単純に他人との食事が嫌い!苦手!という話で済まず、「吐き気が起こる」「手の震えが止まらない」「めまいがする」「他人との食事が不安で前の日から眠れない」 こうした特に強い症状が出る方もいらっしゃいます。

 こうした強い症状がある場合は「会食恐怖症」を考えていった方が良いでしょう。会食恐怖症とは不健全なほどに会食に対して不安や恐怖があり、満足に食事がとれない、楽しめない状態を指します。症状は吐き気、めまい、胃痛、嚥下(食べ物が呑み込めない)、緘黙(黙り込んでしまう)、嘔吐など様々です。

【会食恐怖症については以下もご覧ください】

本記事のポイントをまとめます。

  • 他人との食事が嫌い・苦手は良くあること
  • 嫌いになるのは当事者のせいでは無く、経験と脳本来の防衛機能が理由
  • 無理に好きになろうとせず、個性と受け止めマイペースで楽しめるようにしていく

 今回の記事で少なくとも、「良くあること」そして「当事者のせいではない」というポイントは押さえておきましょう。これが自分のペースで食事を楽しめるようになる土台の考えにもなります。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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