この記事を書いている人

かずおかず

会食恐怖症・嘔吐恐怖症克服支援カウンセラーⓇ

「会食恐怖症」「嘔吐恐怖症」に苦しみ、日々の食事すら不能のどん底状態から、薬を使わず認知行動療法で自己治療を実践し克服。克服方法と、認知度の低い嘔吐恐怖症を広めるためにカウンセリングを行う。相談実績はのべ400件以上。活動は全国ラジオでも紹介される。
「嘔吐恐怖症克服情報サイト【嘔吐恐怖症克服カレッジ】」や「嘔吐恐怖症克服プログラム【OPENERS】」等の克服支援サービスも多数運営。

 こんにちは!会食恐怖症・嘔吐恐怖症克服カウンセラーのかずおかずです。

 今回も皆様から寄せられた相談、お悩みにお答えしていこうと思います。最近以下のような相談がたくさん来ています。

  • 会食恐怖症はやっぱり会食に行く練習をしないと、どんどん悪化するのでしょうか?
  • 行動しないといけないとは分かっていても、なかなか行動出来ません。ずっとYOUTUBEとか観て過ごしちゃいます。
  • 調子が悪い時も無理に会食練習は行った方が良いですか?

 このような会食練習に行っていない時、行けない時の過ごし方について悩まれる方が多いようです。確かに理屈の上では行けるだけ会食に行った方が克服も速まりますが、実際の行動はそんなに簡単ではありませんよね。

 かといって行動していない時は、行動しない自分を責めてしまったり後悔したりすることも多いでしょう。本記事をご覧頂くことで、会食に行かない時の行動のモヤモヤをスッキリ解消することが出来ます。

行かないと悪化する?

 最初のお悩みはこちらです!

 会食恐怖症はやっぱり会食に行く練習をしないと、どんどん悪化するのでしょうか?

 こちらに関しては、会食練習をさぼっていると症状が悪化すると思われる方が多いようです。

 私もかつては同じように考え、とにかくたくさん会食に行かないと!と考えていました。そして会食の時期が結構空いてしまうと、「せっかく良くなってきたのに、また悪くなったらどうしよう・・・」という不安が生まれ、どんどん焦ります。早く次の会食練習に行かないと!という感じに。

 しかしこれ、結論から言えば会食に行かないと必ず悪化する訳でもありません。それは行かない時の過ごし方によりまして、行ってない時も充実した毎日を送ることが出来ていれば悪化はしません。

 会食恐怖症が良くなる・悪化するというのは、会食練習の結果に左右される部分が多いと思われていますが、それだけではありません。実は土台となるメンタル面が会食恐怖症以外の部分で安定していれば、会食恐怖症も悪化はしません。

 仕事やプライベートでプレッシャーやストレスが多くかかる時期に会食恐怖症を発症される方が多いのはこの為です。土台となるメンタルが不安定な時に悪化しやすいのです。

 ですから会食に行けない時期が長くなっても、その期間をできるだけ充実して、楽しんで過ごそうという意識でいれば悪化することはありません。

 この毎日を楽しく過ごすことの重要性は、お配りしている電子書籍の中でもじっくりと解説していますので、そちらもご覧ください。是非会食に行けなくて不安だという方は、いったん会食恐怖症の克服という課題は棚に上げて、それ以外の生活を充実させる、楽しめるための行動をしていきましょう。

 新しい趣味を始めたり、健康的な生活習慣を始めたり、自分が気持ちいいと感じる行動なら何でも良いです。会食に行けない時も、日々の過ごし方でその後の克服しやすさが大きく変わってきます!

ダラダラ遊んでいてはダメ?

 次のお悩みはこちらです!

行動しないといけないとは分かっていても、なかなか行動出来ません。ずっとYOUTUBEとか観て過ごしちゃいます。

 こちらは最初のお悩みと関連してますね。自分も全く会食に行けない時期はずっとゲームばかりしていました。

 ですがこれも先のお悩みと同じです。会食に行かないでゲームやYOUTUBEばかりしていることが必ずしも会食恐怖症の悪化につながる訳ではありません。

 この手のネットやゲームにのめり込んで会食恐怖症が悪化するのは特定のパターンがあります。それは・・・

  • 会食恐怖症の自分が嫌い、会食に行けない自己嫌悪という感情から逃げるためにネットやゲームにのめり込む。
  • 会食への不安から逃げるためにネットやゲームにのめり込む。

 人はネガティブ感情に捕まった時、何かにのめり込みやすいです。私もこれと同じ傾向があって、何か嫌なことがあった日、不安が多い日などは特にネットばかり見ている時間が多くなります。

 これは知らず知らずのうちにネガティブ感情から気をそらすために、何か他の楽しいことばかりしてしまう状態です。これ以外にもお酒だったり、とにかく寝るだったり、食べ過ぎてしまったりと私達の身体にも心にもよくない行動をしがちです。

 そしてこういった行動でネガティブ感情が消えることはありません。むしろ増幅させるだけです。アルコール依存症がなかなか抜け出せないのも、ネガティブ感情から逃げるためにアルコールを欲し、アルコールを摂取したことによる自己嫌悪というネガティブ感情が生まれる悪循環にハマっているからです。

 もし上記のようなネガティブ感情に捕まった時だけ、ダラダラしてしまう時間が多い場合は注意が必要です。それでは「ダラダラしてしまった・・・」という自己嫌悪が余計にネガティブ感情を悪化させる結果となります。

 ネガティブ感情に捕まった時はネットやゲームやその他刺激が強い娯楽ではなく、瞑想をしたり、運動をしたり、ゆっくりお風呂に入ったりとリラックス神経が優位になりやすい行動にしましょう。

 しかしこちらも娯楽にハマることが自体が問題なのではありません。あくまでネガティブ感情のはけ口になることが問題なのです。それ自体を心の底から100%楽しんでいる時には、特にメンタル面に悪い影響はありませんし、むしろ熱中する時間が多いほどにメンタル面には良い影響があります。

 遊ぶと決めたら、きっちり集中して遊ぶことが重要です。逆に娯楽をやっている時に、「なんか楽しめない」「時間を無駄にしている気がする」このような感じがする時は、その娯楽で気分を良くするのはやめておきましょう。

調子が悪くても会食には行かないとダメ?

 最後のお悩みはこちらです!

調子が悪い時も無理に会食練習は行った方が良いですか?

 こちらも悩まれる方は結構多いですね。確かに理屈の上では行けるだけ会食に行った方が克服も速まりますが、実際の行動はそんなに簡単ではありませんよね。どういう時は行って、どういう時は行かなくていいのか?で悩みますよね。

 こちらも結論から言えば、調子が悪い時は無理に行かなくても大丈夫です!

 克服とは会食練習に行くことが全てではありません。これまで会食練習以外の日常を楽しく過ごすことの重要性をお伝えしてきました。毎日を楽しく過ごしていれば、そんなに会食練習には行かなくても、克服にどんどん近づくメンタル面の土台が出来てきます。

 とはいえ会食前に「今日は調子が良いぞ!絶好調だ!会食に行きたい!」とまで調子が良いことはほぼ無いですよね。

 会食前は予期不安だったり、胃痛だったり、吐き気だったり何らかの体の不調が起きるものです。では常に調子は悪い状態なのでは?と思いますよね。調子が悪いと言っても、それには以下の2種類があります。

  • 会食の予定が入ってから調子が悪くなった
  • 会食の予定が入る前から調子が悪かった

 心と体は密接に関係しています。心が調子を崩せばそれは体にも現れますし、体が調子を崩せばそれは心に現れます。そして会食前の調子が悪い状態というのは、ほぼ前者の「会食の予定が入ってから調子が悪くなった」です。

 こちらは心が調子を崩せばそれは体にも表れている状態ですね。こちらの場合は不安があっても会食に挑戦した方が良いでしょう。会食恐怖症というのはまず心の反応から調子が崩れていきますので、こちらは心の反応と敢えて逆の行動をすること、つまり心は「会食に行くな!」と言っているのにその逆の行動をすることで、どんどん心も「なんだ会食って怖くないんだな」という意識に変わっていきます。

 一方後者の場合は、会食の予定に関係なく調子が悪い状態。仕事やプライベートのストレスが溜まって、もともと調子が良くない状態。このような場合は無理に会食にいく必要はありません。もともと調子が悪い時に行って結果を出すのは難しいですし、そんな時に限ってせっかく行動した自分を責めがちです。

 会食の予定に関係なく調子が悪い時は、まず健康的な生活習慣に戻して、ある程度調子を取り戻してからでも大丈夫です!もちろん無理に行っても大丈夫ですが、そんな時こそ行動後の自分を褒めてあげる意識を強く持ちましょう。疲れている時は自己批判が強くなりがちです。

 自分の調子の見極めは少し難しいですが、「とにかく行ける会食は全部行く!」という意識だと本当に体調が悪い時にも無理に行って、逆に落ち込んでしまうことにもなりかねません。本当に調子が悪い時は行かなくてもいいという意識も少し持っておきましょうね。

おわりに

 今回は会食に行ってない時のお悩みを中心にお答えしました。 本記事をご覧頂いて、会食に行かない時の行動のモヤモヤをスッキリ解消して頂けたら幸いです。

 何度もお伝えしたいのはやはり、「会食練習が全てではない」ということですね。普段の私生活をどれだけ楽しく過ごしているか、自己批判をしないでストレス少なく過ごせているかが克服の土台を作ります。

 会食に行ってない時の過ごし方が大事なんだという意識を持って頂けたら幸いです。

 最後までお読みいただきありがとうございました!