ページをご覧いただきありがとうございます。今回は【嘔吐恐怖症克服プログラム OPENERS】に寄せられた皆様の感想や取り組みをシェアしていきます。

OPENERS~皆様の声

 OPENERSは募集時からも大きな反響を頂いておりましたが、その後も続々とご意見・ご感想を頂いております。その一部を紹介させて頂きます。

 

 たくさん感想を送って頂きましたが・・・特に講義が面白い!と言って頂けるのが印象的ですね。 というのも不安や恐怖は積極的に歩みよることで、どんどん軽減されていくという性質があるからです。

 こうして自分のことを知るのが面白い!というのはすごく大きな進歩だと思います。もっと会食恐怖症・嘔吐恐怖症について知りたい、知るのが面白いと言えるのは、会食恐怖症・嘔吐恐怖症が不安や恐怖の対象ではなく、「自分の個性」というもう少し客観的な視点に立つことが出来ている証です。

 こうして不安や恐怖の対象から、よく知りたいと思う対象に変わっていくことで、受けるストレスも大きく減らすことができす。これは会食恐怖症・嘔吐恐怖症に限った話ではありません。どんな問題も積極的に歩み寄り、観察し、学ぼうとすることが一番不安と恐怖とストレスを減らしていく方法なのですね。

 そしてもう一つ、問題に積極的に歩み寄ることはその問題の「一般性」に気づくことが出来るというメリットもあります。一般性というのは、その問題が「自分だけではない、よくあること」ということですね。

 会食恐怖症・嘔吐恐怖症の仕組みや、他の人の感想・取り組みを見ていくことで、どんどんこの一般性が獲得されていきます。人間の苦しみを軽減するには以下の3つの要素が必要と言われておりますが、一般性はその大事な要素のひとつなのですね。

  • 自分に優しくする
  • 一般性を獲得する
  • 苦しみにマインドフルネスになる

 このように「知りたい」という気持ちは克服への原動力となっていきます!この気持ちを大事にして、積極的に学びの機会を活用していきましょう。

OPENERS~皆様の取り組み

 皆様の取り組みで印象に残った一例もシェアさせて頂きますね!

現在実践しているのは、「自分にかける言葉を変える」です。今までは気持ち悪くなる度に「吐いたらダメ」「なんでこんな症状が出るの」とネガティブな反応ばかりでしたが、最近は「気持ち悪くなっても大丈夫」「自分だけじゃない」と自分を客観的に見て少し前向きな言葉を自分にかけてあげられるようになりました。(Cさん)

 「自分にかける言葉を変える」というのは小さなようで、後々大きな差を生む取り組みです。人間は一日に何万回もの自己対話をしていると言われています。そうやって自分に毎日かけている言葉で自己というのは形成されていきます。

 これまでも何度かお伝えしたことがありますが、人間の意識というのは「顕在意識」と「潜在意識」で構成されています。顕在意識は普段私達が言葉にできる意識であり、顕在意識は言葉にできないが大きな力を持っている私達の行動を決めている意識でした。会食に不安を感じる・感じないといった問題も全て潜在意識が決めているのでした。

 潜在意識の力は大きく、顕在意識の力は小さいものです。ある問題に対していくら言葉で「大丈夫!」と繰り返しても心の底から安心できないのは、潜在意識が大丈夫だとは思っていないからです。

 ですがこの潜在意識は顕在意識の影響を微力ながら受けます。顕在意識が同じ言葉を潜在意識に送り続けると、だんだん潜在意識そのものが言葉通りに変わってくるのですね。ですから自己批判的な言葉は長い目で見れば慢性ストレスの原因となりますし、自己肯定的な言葉は長い目で見ればストレスを減らすことにつながります。

 こうした「自分にかける言葉を変える」といった何気ない取り組みも、後々大きな効果を生みます。毎日の習慣だからこそ、是非気を付けて頂きたいポイントでした。

 ちなみにですが、人の潜在意識は「自分と他人の区別がつかない」とも言われています。自分によい言葉をかけるのも大切ですが、実は他人に対しても同じことが言えます。他人に対してもこうした「許し」の意識を持つ事で、より自分に対しても寛容になっていきますので、ここも意識していきましょう!

 今後も皆様の声や取り組みをシェアして、気づきをお届けしていきますね。それでは最後までお読みいただきありがとうございました。